皆さんはローリング・ストーンというゲームをご存知ですか?多人数で遊べるトランプゲームであり、誰でも簡単に遊ぶことが出来ます。ローリング・ストーンといえば、イギリスの大人気ロックバンドが有名ですが関係はあるのでしょうか。
今回はローリング・ストーンのルールや遊び方について紹介します。
ローリング・ストーンとは
ローリング・ストーンとは複数人のプレイヤーで行うトランプゲームの一つで、手札を全て出しきれば勝ち、かつゲームの途中で手札が増えてしまうこともあるという、UNOのような側面を持つゲームです。
ローリング・ストーンといえば、イギリスの大人気ロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ」が連想されますね。同バンドやアメリカの音楽雑誌「ローリング・ストーン」はアメリカのブルース・シンガー、マディ・ウォーターズの楽曲から名前を取ったとされています。トランプゲームのローリング・ストーンもそちらと関係があるのでしょうか。
ローリング・ストーンのルールは?
ここからはローリング・ストーンのルール、遊び方について紹介します。まずはプレイの準備から。ローリング・ストーンは4人から6人で遊ぶことを推奨されているゲームですが、遊ぶ人数によって使用するカードの枚数から変わってきます。
ローリング・ストーンを6人で遊ぶ際に用いるカードは48枚。4種類のマークのそれぞれAと3からKの12枚ずつのカードです。4枚の2とジョーカー2枚の計6枚は使用しません。5人で遊ぶ際は、そこから3と4も外し計40枚、4人で遊ぶ際は更に5と6も外し計32枚で遊びます。
それぞれのプレイヤーに8枚ずつ配る
まずプレイヤーのうちの一人が親を務め、親が各プレイヤーに8枚ずつのカードを配ります。最初にプレイヤーの人数に合わせて使用するカードの枚数を減らしているので、各プレイヤーに8枚ずつカードを配ると全てのカードを使い切ることとなり、余りは出ませんよ。
カードを配り終えると任意のプレイヤーからゲームスタート(親から始めるのでもいいでしょう)です。
同じマークのカードを出していく
最初のプレイヤーは好きなカードを1枚場に出します。以降、他のプレイヤーも順番にカードを出していきますが、この際出せるカードは場のカードと同じマークのカードだけ。出されたカードは場に溜まっていきますが、同じマークのカードを出すことが出来ないプレイヤーは場のカードを全て回収しなければなりません。誰かがカードを回収すると一連の流れは終了、次にまた誰かが最初の1枚のカードを出すことになります。
強いカードを出したプレイヤーが有利に
一連の流れが終了した後、次に最初のプレイヤーとしてカードを出すのは、前の流れの中で最も強いカードを出した人になります。カードの強さはAが最強で、次いでK、Qと、カードの数字の大きさ順の強さとなっていきます。最弱のカードは3になります(2が一番弱いカードになりそうなものですが、そもそも2はこのゲームで用いられないカードです。5人で遊ぶ場合の最弱のカードは5、4人で遊ぶ場合の最弱のカードは7ですね)。
カードを全て出し切ったプレイヤーが勝利
この流れを繰り返して、最終的に手札を全て出しきったプレイヤーが勝利となります。4つあるマークのどれか一つを持っていない場合、場のカードを回収しなければならなくなるため、手札を減らせば減らすほど回収しなければならない場面となる可能性が高くなり、カードを減らしてはまた増え、減らしてはまた増えとなってしまいます。
手札を全て出し切るためには、良いタイミングで強いカードを出し、「最初の手番」を得ることが大事になりますよ。逆に、残り手札が少なくなってきた相手プレイヤーが強いカードを出して来た場合は、なんとしてもそれを上回るカードを出して妨害したいところですね。
最後に
今回はトランプゲーム、ローリング・ストーンのルールや遊び方について紹介しました。勝利直前まで来ていたプレイヤーが一気に後退することもあるローリング・ストーン。運の要素も大きいだけに、誰でも楽しめるゲームとなっています。