数年前に新型コロナウイルスが流行って、各々が室内で過ごすことが増えた事もあってか最近ではボードゲームが世間的に知名度を上げている印象です。今でこそボードゲーム専門店やレンタルして遊べるスペースなど、色々と注目を浴びていますがボードゲーム自体の歴史はそもそも古く、ボールソリティア(ペグソリティア)などがその良い例です。今回はそんな歴史が深いゲームの一つ、ボールソリティアを紹介します。
ボールソリティアとは?
ボールソリティアは17世紀のフランスやイギリスで盛んに遊ばれていたパズル型のボードゲームです。日本では1907年に出版された「世界遊戯法大全」という書物によって伝わってきている様です。このようにボールソリティアは歴史が深いボードゲームの一種であり、今でも思考能力が鍛えられるパズルゲームとして国内外で様々な人に遊ばれています。
実は、ソリティアという名前が付いていますが、トランプゲームのソリティアとは異なります。ソリティアという名前名前は孤独を意味するラテン語の「ソリタリウス」に由来しており、通常「一人で遊ぶゲーム」のことをソリティアといいます。
ボールソリティアの遊び方
「ボールソリティアって難しそう…」と思う方もいるかもしれませんが、ボールソリティアの遊び方はとてもシンプルなものとなっていますので安心してください。それでは、ここからはボールソリティアの遊び方を紹介していきます。トランプゲームのソリティアとは違いますので、トランプカードは使いません。
ボールソリティアの初期配置
ボールソリティアの一般的な初期配置は3列ずつ、十字の配置でボールを7つ置き中央だけボールを抜き取った状態になります。
〇 | 〇 | 〇 | ||||
〇 | 〇 | 〇 | ||||
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
〇 | 〇 | 〇 | ||||
〇 | 〇 | 〇 |
これ以外にも問題集という形で様々な配置が存在していますが、一般的によく見られるボールソリティアの基本の配置は上記のようになっています。
ボールの動かし方
ボールソリティアの準備ができたらボールを動かしてみましょう。ボールの動かし方は「ボード上の空いたスペースにボールを一つ飛ばしで移動させる」のがボールソリティアのルールです。例えば①②③と横並びでボールがあって、①を動かしたい場合は③の隣に①を移動させるという風になります。この時一つ飛ばしで動かしたことによって飛び越えられた②のボールはボードから取り除き、その場所は空きスペースとなります。イメージを掴みづらい方はこちらの動画も参考にしてみてください。
ボールソリティアのクリア条件
ボールの動かし方がわかったところで「じゃあボールソリティアのクリア条件って何?」と思われたのではないでしょうか?ボールソリティアのクリア条件は上記のように「ボールを動かして取り除く」を繰り返して「最終的にボード上にボールが一つだけ残った状態」を作り上げることです。
考えながら動かさないと動かせるボールが無くなるので、ボールソリティアはシンプルながら非常に頭を使うゲームとなっています。
ボールソリティア(ペグソリティア)の攻略方法
上記でも書いたように考えながらボールを動かさないと動かせるボールが無くなり詰みとなってしまいます、そのためボールソリティアにおける攻略方法は「常にボールを動かせる状態を作る」事になります。コツとしてはボールは「なるべく中央に集まるように動かす」様にしましょう、ボールがあちこちに行ってしまうと移動できなくなるボールが出てくるのでクリアは難しくなってしまいます。動かせるようなら中心から離れた位置のボールを優先的に動かす様にするのがボールソリティアの攻略方法です。
ボールソリティアはマリオのゲーム内でも登場
マリオRPGのクッパ城でボールソリティアをプレイしなくてはなりません。もしかたら、この記事が役に立つかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?このようにボールソリティアはシンプルながら頭をよく使う奥が深いボードゲームとして大昔から遊ばれており、頭の体操としてはうってつけです。また、よく見るのは木製のボールソリティアですがガラス製だったりカラフルな物だったりとオシャレな物もあるので目で見て楽しめる物もあるようです。少しでもボールソリティア(ペグソリティア)に興味を持った方には是非とも遊んでみてほしいゲームです!