この記事では、中国で人気のトランプゲーム、闘地主(ドウディージュー)のルールと遊び方を紹介していきます。闘地主(ドウディージュー)は大富豪やポーカーと似ているところもあり、アプリの普及などによってこれから日本にも広がってくるかもしれないゲームです。頭脳戦ですがルールを覚えてしまえば難しくはなく、楽しく遊べますので、ぜひこの記事を参考に遊んでみてください。
闘地主(ドウディージュー)のルール
闘地主(ドウディージュー)に必要なものはトランプ(ジョーカー2枚を含む54枚)だけ。基本的には3人で遊ぶゲームですが、トランプを2組用意すれば4人でも遊べます。日本の大富豪のルールに似ているので遊びやすいのではないでしょうか。
カードの強さ
闘地主(ドウディージュー)では、2枚のジョーカーに強弱をつけて区別します。数字のカードのスートは強さには関係しません。カードの強さは強いジョーカー→弱いジョーカー→2→A→K→Q→J→10→9→8→7→6→5→4→3の順となります。
ジョーカーは色付きカードと白黒カードが入っているトランプが多く、色付きジョーカーを強いジョーカーとすることが多いです。最初にプレイヤー同士で、どちらのジョーカーを強いジョーカーとするか確認しておくと良いかもしれません。
カードの組み合わせの種類
闘地主(ドウディージュー)はカードの組み合わせを覚えてしまえば簡単に遊べます。カードの組み合わせは以下のようなものがあります。
同じ数字の組み合わせ
以下のような種類があります。
組み合わせの概要 | 出し方の例 |
1枚 | 3(一番弱い)、ジョーカー(強い)など1枚ずつ出す |
同じ数字を2枚 | 3-3、2-2など |
同じ数字を3枚 | 3-3-3など |
同じ数字を4枚 | 3-3-3-3など |
ジョーカー2枚 | ジョーカーとジョーカー |
ジョーカー2枚を出す組み合わせは「ロケット」と呼ばれ、すべての手に勝ちます。どのような場面でも使うことができる組み合わせです。また、同じ数字4枚の組み合わせは「爆弾」と呼ばれ、より強い数字の爆弾かロケット以外には勝つことができます。
同じ数字の組み合わせ+おまけ
3枚以上出す場合にはおまけのようなカードを付けることができます。おまけは好きなカードを付けることができ、カードの強さは問われません。
組み合わせの概要 | 出し方の例 |
3枚組+1枚 | 3-3-3+7など |
3枚組+2枚組 | 3-3-3+6-6など |
4枚組+2枚 | 3-3-3-3+5-7など |
4枚組+2つの2枚組 | 3-3-3-3+6-6-8-8など |
農民の場合、爆弾はビッドの数字と同じ回数までしか出せないというルールが適用されることがあります。そのため4枚組におまけをつける場面もそれなりにあると思います。
連続した組み合わせ
連続したカードで組み合わせをつくる場合もあります。2とジョーカーは連続させることができないことになっていて、例えば、2-3-4-5-6やQ-K-A-2-ジョーカーのような場合は連続とはみなされません。
組み合わせの概要 | 出し方の例 |
5枚以上で連続 | 3-4-5-6-7など |
2枚組が3連続以上 | 3-3-4-4-5-5など |
3枚組が2連続以上 | 3-3-3-4-4-4など |
連続した組み合わせ+おまけ
3枚組の連続がある場合にもおまけのようなカードを付けるパターンもあります。ここでもおまけのカードの強さは問われません。
組み合わせの概要 | 出し方の例 |
3枚組の連続+連続の数 | 3-3-3-4-4-4+6-8 3-3-3-4-4-4-5-5-5+7-Q-2など |
3枚組の連続+2枚組 | 3-3-3-4-4-4+6-6-7-7など |
闘地主(ドウディージュー)の遊び方
ここからは闘地主(ドウディージュー)の遊び方を詳しく解説していきます。
地主を決める
地主を決めます。ゲームは地主対2人の農民での対決です。4人で遊ぶ場合は農民が3人となります。
親を決める
地主を決めるためにビッドを行いますが、その際の順番を決めるために一度親を決めます。手順は以下の通りです。
- カードをシャッフルし、裏向きにまとめておく
- 1番上になったカードだけ表にし、カードの束の中に入れる。
- 3人で順番にカードを引き、手札にしていく。それぞれ手札が17枚になるまで続ける。
残った3枚はその場に残しておきます。②で表にしておいたカードを引いた人が親です。
ビッド
先ほど決めた親から反時計回りに進めます。
前の人より大きい数字をビッドするかパスを宣言し、最も大きな数字をビッドした人が地主です。ビッドするのは1~3の数字で、3をビッドした人がいた場合はその人が地主に即決となります。残りの2人は農民です。
ビッドの数字はプレイ後の点数に直結しますので覚えておく必要があります。
地主となった人は場に残っていた3枚のカードを全員に見せてから自分の手札に加えて、ゲームスタートです。
ゲームスタート
地主からスタートします。1ターンの流れは以下のようになります。
- 好きなカードを出す。
- 次の人は出されたカードと同じ組み合わせ、同じ枚数でより強いカードを出すことができる。出せない又は出したくない場合はパスをする。
- 2人がパスするまで順にカードを出していき、最後に出した人が次のターンを開始する。
この流れを誰かの手札がなくなるまで続けます。
得点計算
地主が上がった場合は農民が地主に、農民が上がった場合は地主が農民それぞれに点数を支払います。点数はビッドの数字の点数に、爆弾とロケットがあった場合はその回数×2をかけたものです。(ビッドの数字)×(爆弾の回数×2)×(ロケットがあればその回数×2)で計算しますので、地主が勝った場合の点数例は以下のようになります。
ビッド | 爆弾回数 | ロケット回数 | 地主の点数 | 農民1人あたりの点数 |
3 | 2 | 1 | +48 | -24 |
まとめ
中国で人気のトランプゲーム、闘地主(ドウディージュー)を紹介しました。遊び方は複雑ではないので楽しくプレイできる方が多いと思います。カードの組み合わせが多く見えますが、大富豪やポーカーに慣れている方であれば親しみやすいのではないでしょうか。トランプさえあればできる手軽さも魅力です。