占いなどに用いられるタロットカード。実物を持っている人はあまりいないかもしれませんが、実はトランプでもある程度代用できるようなんです。
今回はトランプをタロットの代用として占う方法について紹介します。
タロットカードのワンセットの内容は?
そもそもタロットカードのワンセットがどのような構成になっているか、皆さんはご存知ですか?トランプであればスペード、クラブ、ハート、ダイヤの4種類のマーク(スート)に、それぞれ1から13の13枚(11、12、13はそれぞれJ、Q、Kの絵札になっていますよね)、4×13の52枚に加えてジョーカーが2枚の54枚でワンセットとなっています。
タロットカードの場合、大アルカナと小アルカナに分かれており、大アルカナが22枚、小アルカナが56枚、計78枚でワンセットになっているのですね。
タロットカードとは?構成や種類、特徴、使用方法について解説! | 日本占い師協会【JFTA】
タロットカードとトランプの共通点
大アルカナの22枚にはスートはありませんが、実は小アルカナにはスートがあるんです。ワンドがクラブ、ソードがスペード、カップがハート、コインがダイヤにそれぞれ対応しているのですね。また小アルカナは4つのスートそれぞれに14枚で計56枚という構成になっています。
スートが対応しており、それぞれのカードに数字があるという所は小アルカナとトランプの共通点です。ですが、だからといって小アルカナとトランプをそのまま同じように扱える訳ではありません。
小アルカナは一枚多い
小アルカナはトランプよりも一枚のスートにつき一枚多いのです。小アルカナのカードは1〜10の数字にナイト、クイーン、キング、そしてペイジという4枚のカードがあるのでどうしてもトランプとは合わないのです。
ましてや大アルカナも合わせるとなるといよいよ代用できなくなってくるので、トランプ をタロット の代用にしようとするとかなりの工夫がいることになりますね。
大アルカナの代用は容易
さて、タロットカードについて軽く知っていたという人の中には、「アルカナ」という言葉に聞き覚えはあっても「小アルカナ」の存在を知らなかった人も多いのではないでしょうか。
実は小アルカナはタロットを用いたカードゲームに使用されることはあっても占いに使用されることは少ないのです。占いをする分には大アルカナのカードだけで事足りるので市販のタロットカードも大アルカナのみのセットになっていることが多々あります。また、大アルカナのみであればトランプでの代用も容易ですよ。
22枚のトランプを使用
大アルカナの22枚のカードにはそれぞれ番号があります。トランプの2種類のスート、例えばスペードとハートを選んで、それぞれ1〜11の数字を選び、大アルカナの番号に対応させればそれで完璧に代用できますよ。
大アルカナのカードの番号は「1〜21」、「愚者」と呼ばれるカードだけは番号がありませんが、便宜上「0」とされることが多いです。トランプで代用する場合は大アルカナの1~11をトランプのスペードの1~11、大アルカナの12~21をトランプのハートの2~11に対応させ、愚者のカードはハートの1にするのが分かりやすいと思いますが、それぞれ好みの形で工夫すると良いでしょう。
注意すべき「正位置」と「逆位置」
ただ、タロットカードをトランプで代用する場合、一点注意するべきポイントがあります。それがタロットカードの「正位置と逆位置」です。タロットカードを用いた占いの場合、カードの向きも占いの結果に影響します。正しい向きか、上下逆さまかで意味が全くもって変わってしまうのですね。
一般的なトランプでは上下逆さまになっても全く同じカードがあるので、可能であれば逆さまにすると全く違うトランプを用いるのがいいでしょう。もしくは、正位置と逆位置はまた別で決めるという形でもいいですね。
最後に
今回はタロットカードがない場合のトランプを代用に使う方法について紹介しました。度々ブームとなるタロット占い。今のうちにマスターしておけば、いつか役に立つときがくるかもしれませんよ。