日本でもすっかり定番となったカードゲーム、UNO。実は、公式ルールではあまり遊ばれていなかったりするんです。
今回はUNOの公式ルールについて紹介します。
UNOの公式ルールと遊び方
早速UNOの公式ルールと遊び方について紹介します。UNOのルールはトランプゲームのページワンのルールとも似ていますよね。
最初の手札は7枚
UNOは各プレイヤーがそれぞれ自身の手札を0枚にすることを目指すゲーム、最初にそれぞれにカードを配ってゲームを始めます。公式ルールでは、最初の手札は7枚ですよ。ちなみに、UNOは非常に幅広い人数で遊ぶことが出来るゲームですが、4人から6人ほどで遊ぶのが最適だとされています。
配り終わった残りのカードは束ねて中央に置き、山札とします。その後、プレイヤーの中からじゃんけんなどでディーラーを一人決めます。山札から一枚カードをめくって場に置き、ゲームスタートですよ!ゲームは基本、ディーラーの左隣のプレイヤーがスタートプレイヤーとなり、そのまま時計回りで進みます。
特殊カードの効果は?
UNOは基本、場に出ているカードと同じ色のカードか同じ数字のカードを出す、という形で進めるゲームですが、中にはゲームをより盛り上げる特殊カードも存在します。最初の一枚に特殊カードが出てしまった場合には、これまた特別な処理を行うこともあるので、ここで特殊カードの効果を紹介していきます。
ワイルド
黒い背景のワイルドカードは、それを出して特定の色を宣言することで、自分が有利になるように場に出すカードの色を変えられるというカードです。最初の一枚としてワイルドが出た場合は、スタートプレイヤーが色を指定して、その後一枚カードを出して始めることができます。
スキップ
各色にあるスキップカードは、自分の次の手番のプレイヤーを一回飛ばしてしまうカードです。最初の一枚としてスキップが出た場合は、スタートプレイヤーがいきなり出番を飛ばされ、その左隣のプレイヤーから始まることになります。
リバース
各色にあるリバースカードは、カードを出す順番(時計回り、反時計回り)を入れ替えてしまうカードです。スタート時は時計回りなので、一回使うと反時計回りになるというわけですね。二人で遊んでいる時に限り、スキップと同じ効果、つまり連続で自分が行動出来るカードとなります。最初の一枚としてリバースが出た場合はディーラーの右隣のプレイヤーから反時計回りでゲームがスタートします。
ドロー2
各色にあるドロー2カードは、自分の次の手番のプレイヤーにカードを2枚ドローさせるカードです。公式ルールでは2枚引かされた後、その手番中にカードを出すことは出来ません。スキップの効果も内包しているということになりますね。また、ドロー2にドロー2を重ねて自分が引くのを回避する、というのも公式ルールでは出来ません。最初の一枚にドロー2が出てしまうと、最初の手番となるプレイヤーはいきなり2枚引かされ、9枚でスタートする羽目になります。
ワイルドドロー4
ワイルドドロー4カードはワイルドの効果に加え、自分の次の手番のプレイヤーにカードを4枚ドローさせる強力なカードです。ドロー2同様、重ねて回避することはできません。最初の一枚としてワイルドドロー4が出た場合は、流石にいきなり4枚引くというのはあまりにもだからか、ワイルドドロー4を山札に戻してシャッフルし、改めて最初の一枚を引き直します。
誰かがカードを全て出し切るまで続ける
場に出ているカードと同じ色のカードか、同じ数字のカードか、ワイルド系のカードを順番に出していき、それぞれ手札を減らしていきます。一度の手番に出せるカードは一枚まで、出せるカードがなければ山札からカードを一枚引き、そのカードが出せるカードならそのまま出します。
手札が1枚になった場合、「UNO!」と宣言。誰かが手札をすべて使い切った瞬間、ラウンド終了となります。
手札に出せるカードがあっても山札からカードを引いても良い
手札に出せるカードがある場合も、カードを出さずに山札から一枚引くことが出来ます。手札のカードを温存したいという状況なら、山札を引くのも有効な手でしょうか。この場合でも山札から引いたカードをそのまま出す事はできますが、この時に代わりに既に持っていたカードを出すことはできません。
ワイルドドロー4は他に出せるカードが無い時だけ
とても強力なワイルドドロー4ですが、実は公式ルールでは、ワイルドドロー4はそれ以外に出せるカードが無い時にしか出すことは出来ません。とはいえ、他のプレイヤーからはワイルドドロー4を出したプレイヤーが本当に他に出せるカードを持っていないのかどうか、分かりませんよね。
ワイルドドロー4のチャレンジ制度
前述のルールを破って、好きなタイミングでワイルドドロー4を出すことも許されていますが、ワイルドドロー4で4枚引かされるプレイヤーにはチャレンジを行う権利があります。ワイルドドロー4を出したプレイヤーが本当に他に出せるカードが無かったのかを確認することが出来るのです。
ルールにそぐわない出し方だった場合は、ワイルドドロー4は出したプレイヤーの手札に戻り、代わりに本来出せるカードを出します。更にそのプレイヤーはペナルティとして4枚引きますよ。一方でチャレンジが失敗に終わった場合は、チャレンジ失敗したプレイヤーがワイルドドロー4の4枚にくわえ、ペナルティで2枚引くこととなります。
UNO言い忘れのペナルティ
手札が残り一枚になったにもかかわらず、UNOを言い忘れたプレイヤーは、それを指摘された場合ペナルティで山札から2枚引かなければなりません。指摘のタイミングは、手札が残り1枚になってから、次のプレイヤーがカードを出す、及び山札から引くという行動を行うまでの間です。
UNOの宣言の猶予はある程度もたせるのが望ましく、次のプレイヤーが動き始めたあたりがUNO言い忘れを指摘するタイミングの目安になります。
山札がなくなった場合
ゲームを続ける中で山札がなくなった場合、場の一番上のカード一枚を残して、ディーラーが残りのカードを全てシャッフルし、新たに山札とします。この際、ディーラーの左隣のプレイヤーがカットするという行程が公式ルールで定められています。
ラウンドが終了したら?
誰か一人の手札が無くなったらラウンド終了、そこでゲームを打ち切ります。最後の一人になるまでゲームを続ける、という形で行う人も多いと思いますが、公式ルールはそうではなく、一人が上がった後残りのプレイヤーは点数計算を行うことになります。
点数の計算の仕方は、数字のカードはその数字の点数(9のカードなら9点、0のカードなら0点)、スキップとドロー2、リバースは一枚につき20点、ワイルドとワイルドドロー4は一枚につき50点となります。ここで計算した点数は、1位が総取りすることとなります。
500点に到達するまで繰り返す
点数計算まで終えると、新たなラウンドを開始、ゲームと点数計算を繰り返して誰かが合計500点に到達するまでUNOを続けますよ。なお、このルールは公式ルールでも「国際ルール」というものであり、日本ルールでは5ラウンドで行い、敗者の点数が減っていくなどの違いがあります。現在は日本でも国際ルールがメジャーのようですね。
出典:オモコロチャンネル
最後に
今回はUNOの公式ルールについて紹介しました。温存したい強力なカードは抱え落ちした場合大きな点数になってしまいます。公式ルールを採用すると戦略性が増しますね!