数あるトランプゲームの中でも特に欧米で人気のトランプゲーム『コントラクト・ブリッジ』皆さんは遊んだことがあるでしょうか。2人ずつがペアを組み4人で遊ぶゲームで、ペアと協力して勝利しなければいけません。コントラクトを決定する「ビッド」と実際にカードを出して勝負する「プレイ」から構成されおり、攻撃側と守備側でその戦略も大きく変わります。今回はそんな『コントラクト・ブリッジ』の遊び方・ルールについてご紹介します。
『コントラクト・ブリッジ』ってどんなゲーム?
『コントラクト・ブリッジ』の元は1900年頃にオークション・ブリッジという話や16世紀のイギリスが発祥のカードゲーム「ホイスト」が元になっているなど様々な話があります。1920年代になり得点などの改良され、それがコントラクト・ブリッジとなったと言われています。1930年頃には世界中に広がり、遊ばれるようになり特にアメリカ人に愛されているトランプゲームです。戦略に様々な思考が必要で、その奥深さは最高峰のトランプカードゲームと言えるかもしれません。
プレイ人数 | 4人 |
対象年齢 | 15歳以上推奨(※ある程度の思考が求められる為) |
難易度 | ★★★(※最大★5) |
『コントラクト・ブリッジ』で使用するカード
『コントラクト・ブリッジ』で使用するカードはトランプのジョーカー以外のトランプカード全52枚を使用してプレイします。
『コントラクト・ブリッジ』の基本用語
オークション
コントラクトを決めるために4人のプレーヤーが行う「競り」のことで、相手ペアに勝つために自分たちペアにとって最適なコントラクトを見つけだすことをいいます。どちらのペアが13回勝負のうち、何勝するかとどのスート(マーク)を切り札(トランプ)にするかを「競り(オークション)」で決めます。
スーツ
強いものから順に、A、K、Q、J、10、9、8、7、6、5、4、3、2となっており、記号は♠、♥、♦、♣の順になっています。
ビッド
自分のハンドを見てパートナーと2人で何をトランプにして(あるいはノートランプで)何トリックとるかを宣言すること。
ダブル・リダブル
「ダブル」は、相手側のコントラクトを失敗させる自信のあるとき、相手側のビッドに対
してするコールで、トリック点やボーナス点、コントラクトが達成できなかったときのディフェンス側の得点を増やして戦おうという意味で、「リダブル」は、相手側がダブルと宣言してきたけれど、絶対にこのコントラクトを達成する自信がある場合にするコールで、得点がダブルのときよりももっと大きくなります。
ディーラー
カードを配る人
ハンド
手札
トリック
4人が順に出した一組のカード
オープニングリード
ディーラーの左側の人が最初に出すカード
スーツフォロー
最初にカードを出した人と同じスーツのカードを出すこと
N(北)S(南)E(東)W(西)
プレイヤーのペア分けに使われる方角でNとS、EとWがペアとなります。
『コントラクト・ブリッジ』のルール・遊び方
それでは『コントラクト・ブリッジ』のルール・遊び方を紹介していきます!
ゲームの勝敗
ゲームの勝敗はポイントにより決まります。コントラクトを達成した得点に様々なボーナスが加算され、その合計点で勝敗を決します。
ゲームのルール流れ
基本的なルールはリードされたスーツ(マーク)を出さなければいけません。ない場合はどのカードでもOKです。4人で1周(1組)した時点で一番強いカードを出していた人が勝ち(トリック)となります。勝った人が次の最初のプレイヤーとなり、最終的に13組プレイして最終的なポイントを計算します。全体の流れは以下になります。
1. カードドローで1番の人がディーラーになりカードを配る
2. オークション
3. オークション終了後、コントラクトとディクレアラーが決定
4. ディクレアラーの左隣の人が最初のリードを行い、プレイ開始
5. 最初のリードの後、ダミーがハンドを広げる
6. 13トリック終了時点でコントラクトを達成していればディクレアラー側、失敗していればディフェンス側の勝ち
まとめ
トランプゲーム『コントラクト・ブリッジ』のルール・遊び方は理解できましたか?今回はトランプゲーム『コントラクト・ブリッジ』のルール・遊び方をご紹介しました。小さいお子さんと遊ぶのは難しいかもしれませんが、間違いなくやったら楽しめるゲーム内容となっています。ぜひ皆さんも遊んでみてくださいね!