世界中で親しまれているカードゲームのトランプには、様々な遊び方があります。
その中でも1930年代に生まれた『クレイジーエイト』というゲームをご存知でしょうか。
今回は、このクレイジーエイトのルールと遊び方についてご紹介します。
『クレイジーエイト』ってどんなゲーム?
クレイジーエイトとは、複数人で行うゲームであり、単に『エイト』と呼ばれることもあります。
20世紀前半に登場した比較的新しいゲームで、専用のカードを使って遊ぶ『UNO』の元となったゲームとしても有名です。
プレイ人数 | 2〜7人ほど |
対象年齢 | 全年齢対象 |
難易度 | 簡単 |
『クレイジーエイト』で使用するカード
クレイジーエイトでは、ジョーカーを除く全52枚のトランプを使用します。
また、ゲーム参加人数が6人以上の場合、2組を混ぜて使用します。
『クレイジーエイト』のルール・遊び方
それでは『クレイジーエイト』のルール・遊び方を紹介していきます!
ゲームの勝敗
他のプレイヤーよりも先に手札を無くすことを目標とし、ゲーム終了時により多くの得点を持っていたプレイヤーが勝ちとなります。
ゲームのルール
ディーラーを決めてカードを配る
ディーラーは、自分の左隣の人からカードを裏にした状態で、時計回りに1枚ずつ各5枚カードを配ります。(2人で遊ぶ際は7枚ずつ)
残ったカードは山札として裏向きのまま置きます。
手札から1枚カードを場に出す
ディーラーの左隣の人から時計回りでプレイを行います。
最初のプレイヤーは、手札から1枚任意のカードを場に出します。
直前のカードと同じスートか数字のカードを出す
次のプレイヤーからは、直前に出されたカードと同じスートか、または同じ数字のカードを手札から1枚出します。
例えばスペードの7が出ていた場合、次のプレイヤーはスペースのカードか、7のカードを出さなければなりません。
しかし例外として、「8」のカードはいつでも出すことができ、出した時に任意のスートを指定します。次のプレイヤーは、指定されたスートまたは8のカードしか出せません。
出せるカードが無ければ山札から引く
もしも手札に出せるカードがなかった場合、山札から1枚引きます。
山札から引いても出せるカードがない場合、出せるカードを引けるまで山札からカードを引き続けます。
なお、山札が無くなってしまったらそれ以降はカードを引くことができないため、カードを出せないプレイヤーは「パス」を宣言します。
全員がパスしたり、誰かの手札が無くなったらゲーム終了
各プレイヤーが繰り返しカードを出していき、最初に手札が無くなったプレイヤーがいたらゲーム終了です。
また、山札が無くなった状態で、全員がパスを宣言してもゲームは終了します。
残った手札で得点計算をする
誰かの手札が無くなった場合、他の各プレイヤーは下の表の通りに残った手札の得点を計算します。
そして手札が無くなったらプレイヤーに得点を支払います。(手札が残っている各プレイヤーはマイナス得点となり、その合計が手札の無くなったプレイヤーのプラス得点となる)
全員がパスをしてゲーム終了となった場合、手札の点数が最も低いプレイヤーが勝ちとなり、他の各プレイヤーとの得点の差を貰います。
カード | 得点 |
8 | 50点 |
10.J.Q.K | 10点 |
A〜9 | 数字の通りの点数 |
『クレイジーエイト』の変則ルール
クレイジーエイトでは、変則ルールがいくつも存在し、「UNO」と同じように遊ぶこともできます。
- 手札を使い切ったら、1番上にあるカードを除いてシャッフルし、山札として再利用する。
- 「2」を出したら、次のプレイヤーは「2」を出さなければならない。出せなければ山札から2枚引く。(ドロー2)
- 「4」を出したら、次のプレイヤーは「4」を出さなければならない。出せなければ山札から4枚引く。(ドロー4)
- 「J」が出たら進行方向が逆になる。(リバース)
- 「Q」が出たら、次のプレイヤーを1人飛ばす。(スキップ)
まとめ
トランプゲーム『クレイジーエイト』のルール・遊び方は理解できましたか?
ぜひ皆さんも遊んでみてくださいね!