見るものをあっと驚かせるマジック。実は初心者でもやり方を知れば割と簡単にできるトランプマジックも結構あるんですね。
今回は初心者でもできるトランプマジック(カードマジック)を紹介します。簡単だけどすごいマジックは沢山あるので、一つでも覚えておけばいざという時に披露できるかもしれません
選ばれたカードだけが裏向きになっているマジック
まずはトランプマジック 選んだカードを当てるものの中でも王道のマジック初心者向けガイド紹介します。
トランプを使ったカードマジックの手順は、始めにトランプの中から相手に一枚選んでもらい、それを覚えてもらった後にそのトランプを束の真ん中くらいに戻してもらいます。
その後一度カードの束を箱に入れて再び取り出し、表向きにカードを広げると……なんと!一枚だけ裏向きになっているカードがあり、それが先程選ばれたカード!という流れですよ。
【種明かし】カードの束にある一番下のカードを裏向きにしておくだけ
一体どんな仕掛けがあるのかと思えば、そう大掛かりなことはありません。
カードの束の一番下のカードを裏向きにしておき、相手に選んだカードを覚えてもらっている間に、気づかれないように山札をくるりとひっくり返しておくと、中のカードはすべて数字が表の状態になっており、相手に戻してもらう時点でそのカードだけ向きが反対になるという仕組みです。
一度箱に入れたトランプを再度出す時に、最初に裏向き(逆向き)にした束の端のカードを箱に残したままにしておくと完璧ですね。
選ばれたトランプを指定の順番で取り出すマジック
続いて紹介するのは、相手に選んでもらったカードが相手が決めた枚数のトランプをめくったタイミングでちょうど出てくるというマジックです。
まずはトランプを一枚相手に選んでもらい、カードを覚えてもらってから束の一番上に乗せてもらいます。その後カードをシャッフルし、いざ選んでもらったカードを当てようというところで「何枚目に出してほしいですか?」と聞きます。
相手が決めた枚数まで束の下からカードを出していき、丁度相手が指定した枚数のタイミングで選んでもらったカードを出すというマジックですよ。そんなこと、本当に簡単にできるのでしょうか?

【種明かし】ちょっとした技術を使ってマジックを行う
このマジックでは相手に選んでもらったカードを束の一番上に乗せてもらってからシャッフルを行うのですが、一番上に乗せたカードはシャッフルをする中で一番下に固定することができます。
オーバーシャッフルと呼ばれるシャッフルをしている最中に、相手に気づかれないように一番上のカードを一番下へと持っていくのですね。(リフルシャッフルではできないため注意)
オーバーハンドシャッフルの魅せ方のコツとは?スタイリッシュなテクニックを紹介! 2024年2月 – MAGICDOOR-マジックドア
そうして一番下に持っていったカードは、その後小指を使って少しだけ後ろにずらしておくと(こちらはスライディングと呼ばれる技法です)、その後の下からカードを取り出していくタイミングで、一番下のカードをよけながらあたかも下からめくっているようにカードを取り出すことができるのです。
指定されたタイミングになったら、ずらしていたそのカードを相手に見せてマジック成功です!
シンプルな手順で相手の選んだカードを当てるマジック
最後に紹介するのは、かなりシンプルな手順で相手の選んだカードを当てる事ができるマジックです。
「種も仕掛けもありません」と相手にトランプを見せてから、束の中から一枚選んでもらい、そのカードを覚えてもらってから束の一番下にカードを戻してもらいます。
その後トランプをシャッフルしてからトランプの束をオープンにして、全て表になっているカードの中から一枚、「あなたの選んだカードはこれですね」と見せると、それが正しく正解!というマジックです。
選んでもらって、シャッフルして、何も特別なことはしていないように思えますが、これでカードを当てられるのでしょうか?
【種明かし】シャッフルの仕方が肝
このマジックの大事なところは、相手にカードを選んで貰う前の底のカードが何なのかを自分でも確認しておくということ。最初に相手にトランプを見せている時に、さり気なく自分も底のカードを見ておきましょう。相手にカードを選んでもらった後、底に戻してもらったそのカードの上のカードは最初に自分が確認したカードですから、
あとはシャッフルの際にその二枚がバラバラにならないように気をつけながらシャッフルを行います。うまくシャッフルができていれば、最後にカードを当てる時も最初に確認したカードを手がかりに、相手が選んだカードを当てられるというわけです。
混ぜても一番上に!アンビシャスカードマジック
トランプマジックで選んだカードを当てる際、何度カードを切っても選ばれたカードが必ず一番上に現れるのが「アンビシャスカード」です。
このマジックは観客に強い印象を残す定番のトリックでありながら、実は初心者でも難しいテクニックなしで簡単に実践できる方法が存在します。
普通のトランプを1組用意するだけで、特別な仕掛けは不要です。少しの練習で、ちょっとした集まりでも大いに盛り上げることができます。
出典元:ユジックの手品教室
【種明かし】視覚のトリックで一番上のカードを操作する
この手品のポイントは、一番上のカードを動かしているように見せかけながら、実はその下にあるカードを操作するという視覚的なトリックを活用することです。
相手から見ると一番上のカードを真ん中に入れたように見えますが、実際には別のカードを入れています。
このシンプルな錯覚を利用することで、どんな手順を見せても「また選んだカードが出てきた!」という驚きの展開を何度でも繰り返すことが可能になります。
めくった4枚がエースに!あっ!と言わせるマジック
簡単なのに相手を深く驚かせることができるマジックは、コストパフォーマンスが高く非常におすすめです。
その中でも、相手の指示でストップした場所から配ったカードの先頭が、すべてエースになるという不思議なマジックをご紹介します。
複雑なテクニックよりも手順を守ることが成功の鍵となる「セルフワーキング」と呼ばれる種類のマジックで、初心者でも失敗しにくいのが特徴です。
出典元:daimagic
【種明かし】事前の準備と配る手順が成功の鍵
やり方は非常にシンプルです。あらかじめエースを4枚選び、こっそりと山札の一番上に重ねてセットしておきます。
この4枚を相手に見えないようキープしながらトランプをシャッフルし、相手に「ストップ」と言ってもらった場所でカードを分けます。
その後、配ったトランプを4つの束に分けてテーブルに並べ、おまじないをかけて一番上をめくると、あらかじめ仕込んだ4枚のエースが鮮やかに現れます!
もしも失敗したら?選んだカードを当てられなかった時のリカバリー術
マジックに挑戦する初心者が最も恐れるのが、「選んだカードを間違えてしまう」という失敗です。しかし、プロのマジシャンでも間違えることはあります。
カード当てマジックで失敗した時は、「最初から別のカードを当てるつもりだった」と見せかけるのが最大のコツです。
カードが違っていたことを逆手に取り、爆笑や大どんでん返しに変える強力なリカバリー術を4つご紹介します。
別のマジックに路線変更する
カードを間違えてしまった瞬間に焦らず、別の魔法をかけたことにする、おすすめ度が高いテクニックです。
「おっと、(間違えたカード)でしたか。でも、これは前兆に過ぎません」と言いながら、その間違えたカードを指でこすったり、息を吹きかけたりします。
そして指を鳴らしてカードをめくり直し、あらかじめすり替えておいた本来のカードに変化させることで、かえって高度なマジックに見せることができます。
「心を読み取るターゲット」を変える
カードを間違えたことを潔く開き直り、その場の笑いに変えてしまうコミュニケーション重視のテクニックです。
間違えた瞬間に「あ、違いましたね!実は今、あなたの後ろにいる〇〇さんの心を読んでいました」と、周囲の観客を巻き込んでしまいます。
失敗をユーモアでごまかしつつ、場の空気を和ませることができるため、友人同士の集まりなどで非常に有効な手段となります。
カードを支配する「アンビエント」演出
観客の選んだカードが違っていても、最終的にマジシャンの予言が勝つという設定にしてしまうテクニックです。
「では、私の予言と見比べてみましょう」と言い、あらかじめテーブルの端などに伏せておいた別のカードをめくります。
そこで見事に相手のカードが出てくることで、逆に「あっちのカードが瞬間移動している!」という別の奇跡を起こし、観客を驚かせることができます。
潔く謝り、違うカードで再チャレンジ
変にウケを狙ったりごまかしたりせず、誠実さでカバーしてやり直す、ある意味で最も王道とも言えるパターンです。
「あれ、違いましたか!私の超能力が少し疲れているようです。もう一回だけチャンスをください」と素直に失敗を認めます。
観客は一生懸命な姿を見て応援する側に回りやすくなるため、次に成功した時の感動や一体感がより大きくなるというメリットがあります。
失敗を恐れないための心得
最後に最も大切な心得をお伝えします。実は観客は、マジシャンのちょっとした「失敗」を意外と覚えていないものです。
プロが披露する口からトランプを出すやり方のような高度な手技がなくても心配はいりません。失敗したからといって焦って言い訳をするよりも、「わざと間違えたフリ」をして堂々と次の展開へ進む(リカバリーする)ことが重要です。
これこそが、プロのマジシャンも実戦で頻繁に使っている、どんな高度な手技よりも強力で最も重要なテクニックなのです。
最後に
今回は選んだカードを当てるトランプマジックについて紹介しました。
どれも大掛かりな仕掛けはないだけに、うまくやらないと怪しまれたり、仕掛けがバレたりするかもしれません。会話などで相手の気を逸らしたり、うまく気づかせないようにする振る舞い(ミスディレクション)も大事ですよ。










