皆さんが小さい頃から触れてきたカードゲームの王様「トランプ」、トランプ マジックを始め大富豪にポーカーと色んな楽しまれ方をされています。その素材も紙製のトランプやプラスチック製のトランプなど様々なトランプがあります。意外と知られていないのがそのトランプのサイズです。今回はそんなトランプのサイズにまつわる話をご紹介します。
意外と知らない?トランプのサイズについて
皆さんはトランプのサイズを気にしたことがあるでしょうか。実はトランプのサイズは複数あって国際基準のブリッジサイズ(58×89mm)と言われるものとカジノ用と言われるポーカーサイズ(63×89mm)があります。ちなみに日本で一般的に普及しているものは国際基準のブリッジサイズです。それぞれのトランプのサイズには使用用途に応じ使いわけるという狙いがあり、ここからはそれぞれの特徴についてご紹介します。
ブリッジサイズ(58×89mm)の特徴
日本で一般的に普及していると言われているブリッジサイズの特徴は、子供や女性にも扱いやすいという目的で作られていると言われています。元々近隣の人とブリッジを楽しむようにという西洋の習慣から生まれたと言われているブリッジサイズ、日本に来て製造される時には日本人が小柄で手も小さいからこのサイズが一般的になったのではないかとも言われています。結果、現在の日本ではブリッジサイズが一般的に普及するという形になったようで、海外のマジックコンペなどでブリッジサイズでマジックをすると変に思われることもあるとか…。
ポーカーサイズ(63×89mm)の特徴
ポーカーサイズはその名の通りカジノで使用することを目的とされたサイズのようで、カード面積が大きいことで数字やマークが見やすい。カードの見分けがつきやすいということはイカサマも防げるという狙いもあるようです。手に隠しづらいギリギリのサイズになっているらしく、これ以上大きくするとシャッフルする妨げになったり、配りにくくなったりなど考慮された黄金比サイズになっているようです。
マジックなどでポーカーサイズが一般的なのも相手にこのサイズでも見破ることはできませんよ。という「見せる」ことで相手を驚かせることが目的・そして自信の現れなのでしょう。
ブリッジサイズはカード界の世界基準?
日本で一般的なトランプの基準となっているブリッジサイズ(58×89mm)ですが、実は身の回りにあるクレジットカードやキャッシュカード・免許証・資格証・マイナンバーカードなどは同じサイズになっています。これはIEC(国際電気標準会議)が定める国際規格によるものだそうです。そのサイズは85.60×53.98mmになっているそうです。そのサイズとブリッジサイズを見比べると近いサイズ感ではないでしょうか。つまり、今身の回りにあるカードは子供や女性にも扱いやすいことを目的として登場したブリッジサイズが元になっているのかもしれないという話もあるようでした。
まとめ
これまで何も思わず使っていたトランプですがサイズを気にして遊んでいた人は少ないことでしょう。そして、そのカードのサイズは子供や女性も使用しやすいように考慮されているなど誰が考えることでしょうか。
しかし、そういった話を聞いてみると不思議と身の回りのもののサイズの由来が気になってしまいませんか?実際に何かいいように働く影響があるとは限りませんが、そういった好奇心はどこかで役に立つことがあるかもしれません。これまで当たり前だった身の回りのサイズ。興味があったら色んなもののサイズの由来を調べてみてください。