トランプゲーム「悪党(Scoundrel)」は1人で遊ぶことができるゲームで、時間潰しにもぴったりのゲームです。トランプを使って、敵を倒しながらダンジョンの最深部を目指すというゲームなのですが、どのようにして遊ぶのでしょうか。そこで今回は、トランプゲーム「悪党(Scoundrel)」のルールと遊び方をご紹介します。
悪党(Scoundrel)とは?
悪党(Scoundrel)を考えたのは、ネイサン・ムニエというゲームデザイナーです。2020年頃に公開されたゲームで、トランプ1組だけで遊べるゲームでありながら、奥が深い1人用ゲームとして話題になり、徐々に人気になっていきました。無料で誰でも気軽に遊べるのが人気の理由の1つになっているようです。ソリティアよりは少し難易度が高いですが、その分戦略を考えたりしているうちに気付いたらハマっている、というような中毒性があるゲームです。ネイサン・ムニエが手掛けたカードゲームは他にもあり、The Bogeyというソリティア系の1人用ゲームや、Wizardという3~6人で遊べる、トリックの数を正しく予測するゲームなど、ユニークなトランプゲームを多く考案しています。トランプ1つでここまでいろいろなゲームを思いつくのは凄いですよね!
悪党(Scoundrel)遊ぶのに必要なもの
- 通常のトランプからジョーカー、赤色の絵札、赤色のAを抜いた44枚のカード
- 紙
- ペン
44枚のトランプをシャッフルして、山札(ダンジョン)として置いておきます。また、プレイヤーの初期ライフは20となっており、このライフを保ちながら進めていくゲームなので、ライフの残りを記録していくための紙とペンを用意しておきます。
戦略型のゲーム
悪党(Scoundrel)はソリティアのようにカードの引き(運)が試されるゲームでもありますが、ある程度戦略も必要です。コツとしては、強いカードがないルームは避けて、より有利な場面を戦略的に作っていくことがゲームクリアのコツとなります。また、回復は1ターン1回しか使えないので、序盤は温存しておき最後の方にとっておくのがおすすめです。武器は強いモンスターに使うと、次にそれよりも弱いモンスターが来たら使えないので、そういった条件をしっかり考慮したうえで、素手と武器をバランスよく使って戦っていくことが重要です。
悪党(Scoundrel)のルール
ライフが0になったらゲームオーバー、ダンジョンのカードを全て処理したらゲームクリアとなります。ライフが0に達し他場合、ダンジョンに残っているモンスターのカードの数字の合計がマイナス得点となります。また、ゲームをクリアした場合は、残りのライフの数がプラス得点として加算されます。最後のカードがポーションだった場合も、その数字の分だけ加算されます。
カードの役割
悪党(Scoundrel)では、トランプのカードそれぞれに役割が付いているので、そちらをご説明します。まずはこれらの役割と特徴を覚えることからスタートです!
黒色のカード
スペード・クラブの黒のカードはモンスターで、数字が大きいほど強いカードです。Aは14として扱います。
ダイヤのカード
ダイヤのカードは武器で、数字が大きいほど強いかカードです。装備すると前のカードは捨てられます。
ハートのカード
ハートのカードはポーションの役割で、数字の分だけHPを回復することができます。1ターンに1回しか使うことができません。
悪党(Scoundrel)の遊び方
シャッフルしたカードの山札をダンジョンと呼び、このダンジョンの上から1枚ずつカードをめくり、4枚のカードを表にして並べます。この4枚のカードを「ルーム」と呼ぶのですが、このルームを避けることができます。避けたカードはダンジョンの一番下に戻します。プレイヤーは4枚のうち3枚を選択し、残った1枚は次のルームの1部となります。選んだカードはそれぞれ次のような処理をしていきます。
武器(ダイヤのカード)
武器を装備することができます。既に装備している場合、その武器は捨て札となります。
ポーション(ハートのカード)
カードの数字分だけ回復します。1度のターンに1枚しか使うことができないので、2枚目にポーションを選んでいた場合は捨て札となります。
モンスター(黒色のカード)
素手か武器を使って戦います。既に場合は、モンスターの数字分だけライフが減り、その後モンスターは捨て札となります。武器を使って戦う場合は、武器のカードの上にモンスターのカードを重ねて置き、モンスターの数字が武器より高ければ、その差分のダメージを受けます。武器は続けて使うことができますが、次に戦うモンスターは、今乗っているモンスターよりも弱いモンスターにしか使えません。
4枚のうち3枚を選べばそのターンは終了です。残っている1枚に、またルームが4枚になるようにダンジョンからカードを引いて再度ルームを作っていきます。
悪党(Scoundrel)を遊べるアプリ
iPhoneでは、「悪党ソリティア」というスマホアプリで、悪党(Scoundrel)を楽しむことができます。トランプカードを使う場合は出先で遊ぶのは難しいですが、スマホアプリであれば、移動中やちょっとした空き時間などにも気軽に遊ぶことができるのでおすすめです。世界ランキングも出てくるので、他のプレイヤーと競うこともできます。また、広告が出てこないので、ストレスなくゲームに没頭することができそうです。Android向けのアプリでは現状悪党(Scoundrel)を遊べるアプリがないため、今後の配信に期待したいですね。また、スマホアプリ以外でもWebブラウザで遊べる非公式のゲームが存在しています。ファンが制作したもので、オリジナルのルールが加わっているものもあり、また違った楽しさを味わうことができそうです。気になる方は検索してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、トランプゲーム「悪党(Scoundrel)」のルールと遊び方をご紹介しました。トランプさえあれば家で一人で楽しむこともできますし、スマホアプリで出先でも気軽に遊べるゲームです。誰でも簡単に始められるゲームですが、始めてみると奥が深くて何度も挑戦したくなること間違いなしです。皆さんも一度遊んでみてはいかがでしょうか。