私たちの身近なゲームとして長く楽しまれている「トランプ」、ババ抜きや七並べ、大富豪(大貧民)、ポーカーなど、その遊び方は様々です。そんな中で最近話題になっているのが『フォア・ジャックス』という遊び方です。今回はフォア・ジャックスのルールや遊び方をご紹介します。
目次
フォア・ジャックスとは
フォア・ジャックスとは、トランプゲームの一つの遊び方で、「フォージャックス」とも呼ばれる遊び方です。発祥については特に特定の起源や歴史はないようですが、トランプゲームの多くと同様に、様々な文化や地域の要素が組み合わさって発展してきたと考えられているようです。フォア(フォー)・ジャックスという名前自体は、ジョーカーを除く4枚のジャック(J)のカードを使うことから来ているようでした。特定の国や地域に限定されるものではなく、様々な文化の要素が組み合わさって生まれたゲームなのでやり方やルールに若干の違いはあるかもしれませんが、今回は代表的に紹介されているルールをご紹介します。
フォア・ジャックスの遊び方とルール
ここからはフォア・ジャックスの遊び方とルールをご紹介します。
フォア・ジャックスの基本的なルールと遊び方
- フォア・ジャックスは基本的に4人から6人で遊びます。使用するカードは4人の場合はジョーカーと各スート(マーク)の2〜6を除く32枚、5人または6人の場合はジョーカーと各スート(マーク)の2〜6とスペード・クラブの7を除いた30枚でプレイします。カードの強さはA > K > Q > J > 10 > 9 > 8 > 7, ♠ > ♥ > ♦ >♣となります。
- 親はすべてのカードを均等に配り、親の右隣の人から順に1枚ずつ時計回りに順番にカードを1枚出していきます。
- なるべく台札(※最初に出した人のカード)と同じスート(マーク)のカードを出していかなければいけませんが、出せない場合はほかのスート(マーク)のカードを出しても大丈夫です。
- 場にカードが揃ったら最も弱いカードを出した人が場にあるカードを受け取り、わきに置いておきます。弱いカードの決め方は全員が台札と同じスート(マーク)のカードを出していれば、その中で最も小さい数字のカードを出した人。1人のみが台札と異なるスート(マーク)のカードを出していれば、その人。複数人異なるスート(マーク)のカードを出していれば、その中で最も弱いカードを出した人が受け取ります。
- 次の親は一番強いカードを出した人が務め、これを繰り返しながらカードが無くなったらゲーム終了となります。
- 最後に得点を数え、Jは1枚につき-1点、4枚集めると+4点になるルールもあります。ゲームを繰り返す場合は+10点もしくは-10点になったら終了するというやり方もあるようです。
フォー・ジャックスの基本的なルール
「フォア・ジャックス」と「フォー・ジャックス」では若干遊び方やルールが異なるので理解しておきましょう。
- まず、3人でフォー・ジャックスを遊ぶ場合はカードを24枚使います。通常のトランプ52枚のうち使用するのはA,K,Q,J,10,9の各4枚ずつ、計24枚になります。
- 基本的な目的はジャック(J)を取らないこと。しかし、4枚全てのJを取れたらそれは悪くありません。中途半端に3枚のJを取ったら最悪だということを覚えておきましょう。
- カードの強さ(ランク)は 強い順にA,K,Q,J,10,9となっており、いわゆるブリッジ・オーダーで、スート(マーク)は、後で紹介するように台札優先となっており、捨て札にもランクがあって、これもスペード,ハート,ダイヤ,クラブの順のブリッジ・オーダーとなっています。
- カードの点は、クラブJが-2点で、スペードJ、ハートJ、ダイヤJがそれぞれ-1点となります。あとのカードには点はなく0点となります。
- 3人でカードを引いて強いカードを引いた人から好きな席に座り席を決めます。
フォー・ジャックスの基本的な遊び方
フォー・ジャックスの遊び方について紹介していきます。
- 一番強いカードを引いた人が最初のディーラー、つまり親となり、以降は1ディール、1回戦終了ごとにディーラーは左隣へ移ります。ディーラーは全部(24枚)のカードをシャッフルし、左隣の人から時計回りに1枚ずつ伏せて全部配ります。
- カードを配り終わったら各自、自分の手札を確認し、いらないカードを1枚右隣に伏せて回します。左側から1枚カードが回ってくる形になるのでそのカードを自分の手札に加えます。
- その後、ディーラーの左隣の人は自分の手札から好きなカードを1枚選び表にして場に出し、これを台札と呼びます。
- 台札が出されたら、残りのプレイヤーも時計回りの順に1枚ずつ台札と同じスート(マーク)手札(ハートであればハートのカード)を出します。全員が出し3枚揃ったところで、その中にJがあれば一番弱いカードを出した人がJを受け取り、プレイ後のカードは手札に加えず、一番強いカードを出した人が次の台札を出し、次のゲームへ進み、これを繰り返していきます。
- もし手札に台札と同じスートのカードがなければ、その場合に限って手札の中から好きなカードを出すことができます。しかし、その場合は台札や台札と同じスートのカードより弱くなり、これを「捨て札」といいます。捨て札が2枚出たときは、スートに関係なく、A,K,Q,J,10,9の強さの順でJを取る人を決め、もし同じ数が捨てられた場合、スペード,ハート,ダイヤ,クラブの順で決めます。つまり、同じ捨て札の中でもクラブの9が最弱ということになります。
- スコアはルールでもご紹介したようにクラブJが-2点で、スペードJ、ハートJ、ダイヤJがそれぞれ-1点となります。あとのカードには点はなく0点となります。しかし、4枚のJを全部1人で取ることができれば「フォー・ジャックス」と言い、+3点となります。この場合は残りのプレイヤーがそれぞれ-2点の支払いとなります。
- 一般的には10回戦行ってトータルで一番多くの点数を取った人が勝利となります。他には+10点もしくは-10点になったら終了するといったやり方もあるようでした。
まとめ
今回はフォア(フォー)・ジャックスのルールや遊び方をご紹介しました。呼び方によって若干のルールの違いはあるようでしたが大まかな遊び方は同じ遊び方になっているフォア(フォー)・ジャックス、一般的な楽しみ方もいいですが、たまにはこういった新しいトランプの遊び方も楽しんでみてはいかがでしょうか。