ポーカー系人気Youtuberの「世界のヨコサワ」さんの動画をきっかけにポーカーを始めた人はきっと多いはずです。ポーカーを始めてルールやゲームの流れは覚えたけど、もっと上達するには何を勉強したらいいのだろうと考えている人も多いのではないでしょうか。
ポーカーが上達するためには「ハンドレンジ」を覚えることがとても重要で、世界のヨコサワさんも動画内でハンドレンジの大切さを語っています。
そこで今回は、プロのポーカープレイヤーである世界のヨコサワさんが考案した「ヨコサワハンドレンジ」について、特にポーカーを始めたばかりの初心者向けに見方や使い方を詳しくご紹介します。
ヨコサワハンドレンジとは?
ヨコサワハンドレンジとは、登録者数90万人超えの人気Youtuberであり、世界の舞台で活躍しているプロポーカープレイヤーの世界のヨコサワさんが、ポーカー初心者に向けて考案したハンドレンジ表です。
「ハンドレンジ」とは、プリフロップ(カードが2枚配られた状態)において、ゲームに参加をするべきかどうかを判断するために使用される指標で、以下のようにヨコサワさんのハンドレンジ表は色分けされていることにより非常に見やすく設計されています。
表の見方を詳しく解説します。
ヨコサワハンドレンジの見方とは?
それでは実際に、ヨコサワハンドレンジ表の見方について解説します。
画像を見てもらって分かるように、プリフロップで配られたカード2枚の組み合わせによって色分けがされています。この色によって、ゲームに参加をするべきなのか、フォールドするべきなのかを判断します。
カードの組み合わせ
まずはカードの組み合わせについてです。
「AA」や「99」などの斜めのラインは、見たままのポケットペアです。ですが縦のラインの「AKo」と、横のラインの「AKs」の違いについては覚えておかなければなりません。
数字の後ろにoがついている場合はオフスーテッド(マークが異なる)、sが付いているのはスーテッド(マークが同じ)を表しています。
同じ数字の組み合わせでも、マークが同じかどうかで強さが変わってくるので必ず覚えておきましょう。
色によって強さを判別
ヨコサワハンドレンジ表は組み合わせによって色分けされています。色による強さの順番は以下の通りです。
強 | 紺 |
↑ | 赤 |
↑ | 黄 |
↑ | 緑 |
↑ | 水色 |
↑ | 白 |
弱 | グレー |
「AA」や「AK」、「QQ」などの紺色のハンドは、プレミアハンドとも呼ばれ、非常に強力な組み合わせになっているため積極的にゲームに参加をしたいハンドです。しかし「83s」や「72o」などのグレーの組み合わせは、非常に勝率が低くゲームに参加をしてもチップを失う可能性が高いためフォールドするべきハンドとなります。
参加するハンドは何色から?
ヨコサワハンドレンジ表の見方が分かったところで、実際にどの色のハンドからゲームに参加してもいいのかを判断する方法を解説します。判断するうえで重要な要素が「ポジション」です。
自分のポジションで参加できるハンドが変わる
同じハンドでもポジションによって参加してもいいかどうかは変わってきます。今の自分のポジションは何なのかをしっかりと把握したうえでヨコサワハンドレンジ表を活用する必要があります。
ポジション | 参加できるハンド |
UTG(アンダーザガン) | 赤以上で参加可能 |
MP(ミドルポジション) | 黄以上で参加可能 |
HJ(ハイジャック) | 緑以上で参加可能 |
CO(カットオフ) | 水色以上で参加可能 |
BTN(ボタン) | 白以上で参加可能 |
フォールド | グレー |
基本的にポーカーは、自分よりも後にアクションするプレイヤーが少ないほど有利に立ち回ることができます。そのため、ポジションが有利な場合は水色や白からでも参加が可能となります。
相手が先にレイズした場合の判断は?
さきほどの判断基準は、あくまでプリフロップで自分が最初の参加者(最初にレイズする)になる場合の考え方です。自分よりも先に参加をしているプレイヤーがいた場合は、レイズを行ったプレイヤーのポジションに応じてハンドのランクを判断し、自分の撮るべきアクションを考えます。
- ハンドのランクが相手のポジションランクよりも1個上→コール
- ハンドのランクが相手のポジションランクよりも2個上→リレイズ
- ハンドのランクが相手のポジションランクと同じ色→フォールド
例として、自分がCO(カットオフ)で「ATo」を持っていましたが、HJ(ハイジャック)の相手が先にレイズをしてきました。この時HJのポジションは「緑以上で参加」となっているため、自分のハンド「ATo」も緑ランクのハンドなのでフォールドすることになります。
もしも自分のハンドが「AQo」だった場合は、黄ランクのハンドとなり、相手の緑ランクよりもランク上のハンドになるので「コール」が正解となります。
詳しくはこちらのヨコサワさんの動画をチェックしてみましょう。
まとめ
ポーカー初心者の方で、「強くなるには何を勉強したらいいんだろう」と考えている方もきっと多いはずです。
人気Youtuberでプロのポーカープレイヤーの世界のヨコサワさんが考案し実際に使っているという「ヨコサワハンドレンジ表」は、色分けされており非常に見やすいと多くのポーカープレイヤーに使われています。
様々な遊び方のあるポーカー種類の中でも、今主流となって世界中で遊ばれているテキサスホールデムを楽しむためにも、このハンドレンジ表をしっかりと頭に叩き込んでスキルアップを目指しましょう。