カジノゲームの定番とも言えるポーカーは、トランプさえあれば友達同士でも手軽に遊ぶことができるため、皆さんも一度はプレイしたことがあるのではないでしょうか。
しかし「ポーカー」と聞くと、漫画やドラマなどの影響もあってかイカサマなどの不正のイメージを持っている人もいるかもしれません。
そこで今回は、ポーカーにおけるイカサマや不正行為にはどのようなものがあるのか、その手口や見破り方などを詳しくご紹介します。
ポーカーのイカサマとは?
ポーカーは運の要素があり、基本的にはお金のやり取りが発生する所謂「ギャンブル」に当たります。そのため、有利に勝負を進めようと不正行為(イカサマ)が行われることも少なくないのかもしれません。
ポーカーで主に行われる代表的なイカサマは以下のものがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
セカンドディール
セカンドディールとは、カードを配る人が行うイカサマです。
カードを配る際、デッキの一番上のカードを配っているように見せかけながら、上から2番目のカードを配るテクニックで、自分の好きなタイミングで1番上のカードを配ることができます。
例えばデッキの一番上に「A」を置いておくことにより、特定のプレイヤーにのみ毎回Aを配れるため有利に勝負を進めることが可能となります。
ボトムディール
ボトムディールは、デッキの1番上のカードを配っているように見せかけながら、デッキの1番下のカードを配るテクニックです。先ほどご紹介したセカンドディールと同じように、自分の好きなタイミングで仕込んでおいたカードを引くことが可能となるため、セカンドディールと組み合わせて使用されることがあります。
袖隠し
袖隠しは、その名の通り服の袖にカードを隠しておくイカサマです。このイカサマは、特別なスキルが必要ないため、誰でも簡単にできてしまいます。
服の袖だけではなく、ポケットの中やテーブルの下などにカードを隠しておき、必要に応じてカードをすり替えてゲームを有利に進めようとします。
ガン牌
ガン牌とは、使用しているトランプに小さな傷やマークなどを付けておき、何のカードかを裏から見ただけで判別できるようにしておくイカサマ行為です。
52枚すべてのカードを判別するのは非常に困難なため、特定のカード(AやKなどの強力なカード)を判別できるようにしている場合が多いです。
フォールスカット
フォールスカットとは、シャッフルをしているように見せかけ、全くシャッフルしていないというイカサマです。
フォールスカットをすることにより、先にご紹介したセカンドディールやボトムディールと組み合わせて好きなカードを好きなプレイヤーに配ることも可能となります。
チップダンピング
チップダンピングとは、同じテーブルでプレイしている他のプレイヤーに故意にチップを渡す行為を言います。渡す側のプレイヤーと、受け取る側のプレイヤーでベットを繰り返しポットを吊り上げ、渡す側のプレイヤーがフォールドすることにより相手にチップを渡します。
リングゲームよりもトーナメントで行われることが多く、公平性に欠く行為として厳しく禁止されています。
ポーカーのイカサマを見破る方法は?
このようにポーカーのイカサマ行為は様々ありますが、実際にイカサマをされてしまっては勝てる勝負も勝てなくなってしまいます。イカサマを見破る方法はあるのでしょうか。
確実に見破るのはかなり難しい?
ポーカーをプレイしていて、実際にイカサマ行為をされても確実に見破るのは難しいでしょう。
袖隠しやガン牌などのイカサマは、他のプレイヤーの仕草や目線などを注意深く観察することにより見破ることができます。また、ガン牌などのカードに細工がしてある場合もカードをしっかりとチェックして違和感があればトランプを交換してもいいでしょう。
しかし、セカンドディールやボトムディールなどのカードを配る際のイカサマは、不正を見破り指摘したとしてもイカサマをした証拠を示すのが非常に難しい場合がほとんどです。
まとめ
ギャンブルとしてだけではなくマインドスポーツとしても人気のポーカーですが、実はさまざまなイカサマ(不正行為)が存在します。
今主流のテキサスホールデムをはじめ、オマハなど様々なポーカー種類問わず不正の被害にあう可能性はあります。
イカサマ行為を完璧に見破るのはかなり難しいですが、どのようなイカサマが存在するのかをしっかりと認識し、イカサマの被害にあわないようにしましょう。