複数人で遊べるトランプゲームのひとつに『ドンキー』があります。ルールがシンプルなため、誰でもすぐに遊べて、早いゲーム展開でワクワク感を味わえることが最大の魅力。日本では少しルールが異なりますが、「ぶたのしっぽ」や「うすのろまぬけ」と呼ばれているゲームがあります。
プレイに必要なのはトランプ1組(ジョーカーを含めてもOK)、チップとプレイヤーだけ。子どもから大人まで気軽に楽しめるパーティーゲームとして人気があります。
この記事では、トランプゲーム『ドンキー』のルールや遊び方、攻略法について詳しく解説していきます。
トランプゲーム『ドンキー』はどんなゲーム
「ドンキー(Donkey)」は、複数人で遊び、最後にドンキー(負け者)を決めるユニークなトランプゲームです。3人~6人くらいで遊ぶことを推奨され、覚えやすいルールと、ハイスピードなゲーム展開が楽しめます。
トランプゲーム『ドンキー』の核となるのは「同じ数字を4枚揃えること」と、「揃ったらテーブル中央に置かれたチップを素早く取る」という2つの点です。
さらに、ドンキーという名称には「のろま」「うすのろ」という意味合いも含まれており、チップを取れなかったプレイヤーは負けた印として1文字を受け取ります。
このように、運・反射神経・観察力が複合的に問われるゲームとして設計されており、子どもから大人まで楽しめる定番パーティーゲームの一つとなっています。
使用カードとチップ・参加人数
ドンキーで遊ぶ場合、基本的には人数 × 4 枚 のカードを用意します。たとえば 4人で遊ぶなら 4 × 4 = 16 枚となり、ドンキーを一緒にプレイする推奨人数は3人~6人程度が理想的です。
そのため、A~4 など、同じ数字を4枚ずつ用意する(1~4、または任意の数字セット)方法が一般的。
中央に置くチップは、プレイヤー人数より1枚少ない枚数を用意します。例えば、4人でプレイするならチップは3枚です。
また、記録用に紙とペン(スコアシート)を用意し、各ラウンドの敗者に「D」「O」…と文字を記していくと分かりやすいです。
ドンキーのラウンドの流れ・基本プレイ
トランプゲームドンキーは以下の流れでゲームを進めていきます。
- カードをよくシャッフルし、各プレイヤーに均等に配布(人数 × 4 枚の方式)
- 自分の手札の中から「不要なカード」を1枚選び、伏せて自分の前に出す
- 「せーの!」の合図で、一斉にそのカードを左隣のプレイヤーに渡す
- 各プレイヤーは、左隣プレイヤーからのカードを受け取る
- 誰かが同じ数字4枚を手札にそろえるまで同じ動きを繰り返す
- 4枚揃った時点で、そのプレイヤーは中央のチップを一枚とる
- 誰かがチップを取ったら、他のプレイヤーもチップを一枚取る
- そのラウンドでチップを取れなかったプレイヤーが敗者
- 敗者には「D」「O」… と1文字ずつ記録がつく
ゲームは複数ラウンド行われ、誰かが 「DONKEY」 の文字をすべて記入されてしまったら、ゲームが終了。その人が最終的な敗者(ドンキー)となります。
トランプゲーム『ドンキー』を遊ぶ際の注意点・バリエーション
配るカード枚数を固定するルール(人数 × 4 枚)を採用することで、ゲーム内で同じ数字4枚を揃える条件を満たしやすくします。
カードが揃った際にすぐにチップを取らず、わざとずらしてフェイント(ブラフ)を行うことで、他プレイヤーを惑わすといった小技を使うのもドンキーの楽しみ方のひとつ。
ラウンド数の制限、または先に一定回負けた人を除外する方式など、ローカルルールで調整したり、多様なアレンジができる点もドンキーの魅力の一つです。
トランプゲーム『ドンキー』の遊び方・コツ
ここでは、ドンキーのルールを実際のプレイ感覚で補足しながら、遊び方の流れを具体的に説明します。
カードをテンポよく交換する
ドンキーではこのトランプを伏せて、左隣りに掛け声と共に渡すという流れをテンポよく繰り返します。この動きに早く慣れるかどうかが、勝敗にも影響をしてきます。
特に初心者のうちは、迷って動きが遅くなりがちなので、次に出すカードを素早く決めておくと良いでしょう。自分の手札に同じ数字のカードが複数枚あれば、その数字を狙う形でカードをキープしておくのが定石です。
同じ数字が4枚揃ったら
カードを交換している時に同じ数字を4枚そろえた瞬間、あなたはチップを取ることができます。この瞬間を逃さないよう、自分でタイミングを図ります。
ただし、他プレイヤーがすでに動き始めたら、自分のカードが揃っていなくてもチップ争奪に加わらなければいけません。
取れなかった人がそのラウンドの敗者となるので、常に他プレイヤーの動きを観察し、注意しましょう。
遊びを盛り上げる工夫
上級者同士で遊ぶときは、「フェイント」や「ブラフ」をしてもOKというルールを取り入れて、積極的に導入するとより盛り上がります。
さらに、ゲームに負けてドンキーになった人に罰ゲーム(負けた人が歌う・面白いポーズを取るなど)を用意しておいても楽しいでしょう。
「DONKEY」を6文字でやるのが一般的ですが、ゲーム時間に合わせて3文字、4文字バージョンで手短に遊ぶのもアリです。
トランプゲーム『ドンキー』の攻略法
初心者でドンキーの遊び方に慣れていなくても以下の攻略法を覚えておけば簡単に勝てるかもしれません。
揃える数字を早く定める
序盤で手札を見たとき、すでに2~3枚揃っている数字があれば、その数字を集めることに狙いを定めましょう。複数の数字に手を広げすぎると進展が遅くなるため、1つの数字に集中した方が成功率が高まります。
相手の様子を常に観察
誰かがそろった気配を感じたら、中央のチップを取る態勢を整えておくこと。手・目線の動き、呼吸の変化にも注意を払うと、先手を取れる可能性が高まります。
フェイント・ブラフを使う
数字がまだ揃っていないのに、あたかも数字が揃ったように手を中央に伸ばす演技をすることで、他プレイヤーのお手付きを誘えます。ただし、やりすぎると信頼を失ったり、ルール違反と見なされたりする可能性もあるため、バランスが肝心。
まとめ
トランプゲームのドンキーは、スピード感と駆け引きが魅力で、友人や家族の集まりにおすすめのゲームです。同じ数字4枚をそろえ、素早くチップを取る瞬間の緊張感が最大の醍醐味。
すぐに数字を揃えるのは、運だけでなく観察力と判断力も問われ、シンプルながら奥深い戦略性があります。
フェイントや罰ゲームを加えることで、仲間同士の盛り上がりも倍増。短時間で誰でも楽しめる、定番のパーティーゲームとしておすすめです。









