1995年に公開し、不朽の名作とも言われている映画「カジノ」。ギャング・オブ・ニューヨークを手掛けたスコセッシ監督の代表作としても有名です。そんな名作映画カジノですが、実話というのをご存じでしょうか。「そもそもカジノってどのような話?」「カジノ 映画 実話って本当?」「モデルとなった人物のその後が知りたい」といった方に向けて、この記事では
- 映画「カジノ」とは
- 映画「カジノ」が実話って本当?モデルとなった人物は?
- 映画「カジノ」でモデルとなった人物のその後は?
についてそれぞれ解説していきます。この記事を読むことで映画「カジノ」についてわかります。是非、最後まで読んでみてください。
映画「カジノ」とは
映画「カジノ」は、マーティン・スコセッシ監督と俳優ロバート・デニーロがタッグを組んだ8つ目の作品です。1970年代のラスベガスとマフィアの様子が描かれています。ここでは映画「カジノ」の基本情報やあらすじなどを紹介します。
基本情報
- タイトル:カジノ(Casino)
- 監督:マーティン・スコセッシ
- 脚本:ニコラス・ビレッジ
- 出演:ロバート・デ・ニーロ、シャロン・ストーン、ジョー・ペシ
- 配給:ユニバーサル・ピクチャーズ(アメリカ)、ユニバーサル/UIP(日本)
- 公開日: 1995年11月22日(アメリカ)、1996年4月20日(日本)
- 上映時間:178分
- 興行収入:約1億1600万ドル
あらすじ
舞台は1970年代、通称「エース」と呼ばれたサム・ロススティーンは、高い的中率を誇る凄腕のギャンブラー。彼の腕前は、シカゴ中のマフィアボス達から信頼されていました。
とあるマフィアボス「リモ・ガッジ」は、ラスベガスカジノ「タンジール」を所有し、経営をエースに任せます。エースは持ち前の才能と冷静な判断でカジノを繁盛させていくが、次第にエースの周りでは様々なトラブルが起こり、マフィアのやり方に疑問を抱き始める。
エースの周りで起きる事件や裏切りによって彼の運命は大きく狂っていく…
映画「カジノ」が実話って本当?モデルとなった人物は?
映画「カジノ」の原作は、ニコラス・ビレッジのノンフィクション「カジノ」。登場人物にモデルが存在する実話です。
主人公のエースのモデルはフランク・レフティ・ローゼンタール
主人公エースのモデルは、シカゴ出身の「フランク・”レフティ”・ローゼンタール」です。レフティはベガスに来る前は故郷のシカゴで有名なノミ屋だったが、ラスベガスに移り住みます。移り住んでからは、友人が紹介したカジノ「スターダスト」で働くことになります。
レフティは映画同様、ボスの座についたが犯罪歴があるためカジノ経営ライセンスを発注できず、表向きの社長としてアレン・グリックが務めることになりました。
友人や妻もモデルが存在
映画「カジノ」に登場する友人のニッキー・サントロ、妻のジンジャー・マッケンナにもモデルとなる人物がいます。その実在する人物は以下の通りです。
- ニッキー・サントロ:アンソニー・スピロトロー
- ジンジャー・マッケンナ:ゲリ・マギー
映画「カジノ」でモデルとなった人物のその後は?
映画「カジノ」でモデルとなった、レフティ、スピロトロー、マギーのその後について紹介します。
フランク・レフティ・ローゼンタールのその後
レフティは、1987年、ラスベガスのカジノから追放されます。ブラックリストにも載っており、ネバタ州のカジノも出入りできなくなりました。
過去のインタビューで、レフティ本人は「変装して何度かカジノに行った」と告白しています。2008年、78歳という年齢で心臓発作により死亡しました。
ゲリ・マギーのその後
マギーは、1981年にスピロトローと親密になりレフティと離婚。1982年、薬の大量摂取により死亡してしまいます。「レフティに殺されたのでは?」という憶測が生まれたが、検視官はコカイン、バイウム、ウイスキーの摂取を死因としています。
アンソニー・スピロトローのその後
スピロトローは、1986年に弟マイケルと一緒に土壌に埋められた状態で発見されます。マフィア「シカゴ アウトフィット」のボス「ジョゼフ・アイウッパ」の代理人をしていたスピロトロー。1986年にアイウッパに有罪判決が出た際に、当局にバレた原因はスピロトローだと疑われ、撲殺されました。
まとめ
今回は映画「カジノ」について解説しました。2008年までレフティが生きていたのは驚きですね。映画中の車が爆発するシーンは実際に起きた事件と言われています。興味がある人は、この機会に映画「シカゴ」を視聴してみてはいかがでしょうか。