世界中で親しまれているカードゲームのトランプには、数多くの遊び方が存在します。
海外では割とポピュラーでも、日本ではまだほとんど知られていないゲームもあり、そのひとつとして『1000(サウザンド)』が挙げられます。
今回は、そんな1000(サウザンド)のルールと遊び方をご紹介します。
『1000(サウザンド)』ってどんなゲーム?
1000(サウザンド)とは、トランプを使用したシンプルなゲームです。
日本ではあまり馴染みのないゲームですが、海外では割とポピュラーな遊びとなっています。
3人でプレイし、スコア1000点を目指します。
プレイ人数 | 3人 |
対象年齢 | 全年齢対象 |
難易度 | 簡単 |
『1000(サウザンド)』で使用するカード
サウザンドでは、トランプの「A.K.Q.J.10.9」の各4枚で合計24枚を使用します。
『1000(サウザンド)』の基本用語
まずは『1000(サウザンド)』で使用される基本用語を解説します。
結婚
結婚とは、配られた手札の中に同じマークのクイーンとキングが存在することにより宣言出来ます。
結婚にはポイントが割り当てられており、マークによって異なります。
- スペード:40ポイント
- クラブ:60ポイント
- ダイヤ:80ポイント
- ハート:100ポイント
結婚が宣言されたマークは、その後のラウンド中、他の結婚が宣言されるまで切り札となり、他のマークよりも上位になります。
入札
各プレイヤーは配られた手札を確認し、何ポイント獲得できるか評価します。
最初のプレイヤーは最低入札額100ポイントを賭け、次のプレイヤーからは賭けポイントを上げるかパスするかを決められます。
入札勝者は、中央の3枚のカードを公開後手札に加え、手札から任意のカード2枚を裏向きのまま他のプレイヤーに1枚ずつ渡します。
『1000(サウザンド)』のルール・遊び方
それでは『1000(サウザンド)』のルール・遊び方を紹介していきます!
ゲームの勝敗
各ゲームで獲得したポイントの合計が1000点を超えたプレイヤーの勝ちとなります。
各カードのポイント
各カードに対応するポイントは以下の通りです。
- A(エース);11ポイント
- 10;10ポイント
- K(キング);4ポイント
- Q(クイーン);3ポイント
- J(ジャック);2ポイント
- 9;0ポイント
ゲームのルール
『1000(サウザンド)』のルール・流れを紹介します。
1.カードを配る
親は各プレイヤーに1枚ずつカードを配り、中央にも3枚のカードを配置します。
各プレイヤーに7枚と、中央に3枚になるように配り続けましょう。
2.入札をする
最初のプレイヤーは、最低入札額の100ポイントをベットし、次のプレイヤーは賭けポイントを上げるか、「パス」を選ぶことができ、結婚できるカードが無ければ最大120ポイントまで入札可能です。
もしも手札に結婚できるカードがあれば、最大賭けポイントの上限は上がり、例えばクラブのQ.Kが手札にあれば180ポイント(120+60)まで入札できます。
なお、持ちポイントが-120ポイント未満のプレイヤーは、入札に参加することは出来ませんが、最初の強制ベット100ポイントは免除されません。
入札勝者は、中央に置かれた3枚のカードを公開してから手札に加えます。
その後手札から任意のカードを2枚選び、他のプレイヤーに1枚ずつ裏向きのまま渡します。
3.入札勝者からゲームスタート
入札勝者が最初のトリックをリードします。
カードを1枚場に出し、左回りで次のプレイヤーがカードを出していきます。
他のプレイヤーは、可能な限り出されたカードと同じマークのカードを出す必要があり、同じマークのカードが1枚も手札にない場合は任意のカードを出すことが出来ます。
全てのプレイヤーがカードを出し終えたら、最初に出されたカードのマークで最高ランクのカードを出したプレイヤーが、全て獲得します。
そして、このトリックで勝利したプレイヤーが、次のトリックも最初にプレイすることが出来ます。
4.結婚の宣言をする場合
手札に同じマークのクイーンとキングがある場合は”結婚”を宣言出来ます。
例えばスペードのクイーンを場に出し、「結婚」であると宣言することにより、このラウンド中や別の結婚が宣言されるまでそのマークが切り札となります。
切り札となったマークのカードは、トリックを獲得するための他のマークのカードよりも上位として扱われます。
5.採点する
全ての手札をプレイし終わるとラウンドが終わります。
各プレイヤーは、ラウンド中に獲得したカードのポイントを数え、結婚宣言があれば追加で計算します。
入札勝者は、自分の入札額以上のポイントを獲得した場合、入札額がそのまま得点となります。
それ以外のプレイヤーは、5の位を四捨五入したポイントを獲得できます。
6.合計得点1000ポイントをめざす
ラウンドを繰り返し、プレイヤーの合計ポイントが8880〜995ポイントに達した場合、”オンザバレル”と呼ばれる状態となり880ポイントになります。
例として850ポイントのプレイヤーが、前のトリックで100ポイントを獲得したとしてもスコアは880ポイントまでしか獲得できません。
オンザバレルとなったプレイヤーは、入札勝者となり、3ラウンドプレイが可能です。
その3ラウンドで120ポイント獲得することが出来なければ、逆に120ポイント失います。
まとめ
トランプゲーム『1000(サウザンド)』のルール・遊び方は理解できましたか?
ぜひ皆さんも遊んでみてくださいね!